中学受験はメンタル勝負!国語が苦手なのは「読解力」だけが原因じゃない!
「国語の点数が良い時と悪い時でかなりの差がある」「読解力がなくて、文章問題が全然ダメ」
中学受験を控えた子を持つ親に多い悩みです。
当然、子供も国語に対してはすっかり苦手意識ができてしまっている・・・。
この状況を変えるには、点数だけ見ていてもダメです。
ここでは、国語に対する苦手意識を減らしていく方法、中学受験のための読解力UPの裏ワザについてご紹介していきます。
読解力があって、知識があればテストの点数も上がるはず?
いえいえ、中学受験の国語はそんなに甘くありません。
本当にトレーニングすべきは”学力“”知力“ではないのです。
中学受験を目標にしているけど、我が子は致命的に国語が苦手・・・。
そんなとき、つい言ってしまいがちなのが
「本を読まないからでしょ」
「ゲームばっかりやってるからでしょ」
「YouTubeばかり見てるからだよ」
こんな言葉です。
ですが、本当にそうでしょうか?
実際、筆者の子供も国語が苦手ですが、それが本当に大好きなYouTubeを見過ぎているせいかどうかはわかりません。
ただ一つ言えることは、「私は国語が苦手だ」「だから、活字を見るのも嫌だ」という苦手意識がはっきりと出来上がってしまっているということです。
それはたぶん、周りが(特に私が)しつこく「本を読め」とか「読解力がどうのこうの」と言い過ぎたことも無関係ではないと思っています。
これ以上、国語が苦手な子にしないためにも、「読書をしないから国語ができない子」というレッテルを貼るのをやめてあげてください。
みなさんも経験があるかと思いますが、何か叶えたい夢や目標がある時に、いきなりつま先立ちをしても手が届かないような目標を立てても達成できませんよね。
それどころか、「どうせ届かないんだから、やっぱやーめた」と挫折してしまうことにもなりかねないでしょう。
国語の苦手意識も、こじらせると中学受験へのモチベーション低下や挫折につながってしまいます。
そうならないために、まずは小さな目標を達成することから始めてみるのが効果的。
国語が苦手で読解力が弱いからといって、いきなり「一日1冊ずつ本を読みなさい!」なんて言ったって無理なんです。
そうではなく、例えば「1日1ページでもいいから、自力で読んで、わからない漢字や言葉は自分で調べる」ということを繰り返してみましょう。
3日、1週間、2週間、1ヶ月も続けていれば、お子さんの国語力・読解力は確実に伸びていきます。
おそらく、途中で1ぺージでは物足りなくなって、自主的に2ページ、3ページと増やしていく子もいるでしょう。
もしそうならなかったとしても、1日ゼロだったのが1ページでも活字に触れるようになったのは大きな進歩です。
思いきり誉めてあげてください。
その積み重ねが、「俺ってもしかして国語、そんなに嫌いじゃないかも」と苦手意識を克服することにつながっていくのです。
国語が苦手で、特に読解問題でつまずきがちなお子さんは、もしかしたらあがり症で緊張しやすい性質なのではないでしょうか。
テストで問題を読んでいるうちに、
「わからない」 ⇒ 「イライラ」 ⇒ 「時間がどんどんなくなっていく」⇒「ますますイライラ」⇒「冷静に考えられず、ますますわからない」
こんな悪循環にハマってしまっているのかもしれません。
ここから脱するには、とにかく冷静さを取り戻すこと。
自分自身の感情をコントロールすることが大事です。
日頃から、「イライラしたら深呼吸しようね」「目を閉じて、肩の力を抜く練習をしてみようね」・・・等、自分で自分のイライラを収める方法を習得しておけば、テストの時にも冷静さを取り戻して問題に集中することができるでしょう。
中学受験はストレスとの勝負と言っても過言ではありませんし、低学年のうちからこういったトレーニングを積んで「自分で自分を落ち着かせる力」を磨いておくことも大事な受験対策ですよ。
国語に対する苦手意識を克服する方法について見てきました。
ポイントを整理します。
- 苦手意識は、周りの大人たちが植え付けてしまっている可能性もある
- 読解力がないなら、小さな活字習慣を積み重ねることから始めてみると効果的
- 読解力UPには、ストレスや緊張をほぐすメンタルトレーニングも効果アリ
「中学受験」という一つ大きな目標があると、親もどうしても「点数」ばかり気にしてしまうかもしれません。
しかし、点数に影響を与えるのは学力ばかりではありません。
実はもっと別の部分に目を向けることで国語力も伸びるかもしれない、読解力も上がっていくかもしれない・・・だからこそ、目の前の子供の様子、心や身体に抱えている問題や不安をよく見てあげることが大事なのです。
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