算数基礎固めで勉強がもっと楽しくなる!中学受験に必要な基礎力とは?
中学受験の算数は「基礎固めが大事」とよく言われます。
でも、具体的に何をどうすれば良いのかわからず、つまずいたままになっているお子さんも多いことでしょう。
ここでは、算数の基礎固めに必要な考え方、効果的な勉強方法、使えるツールについてご紹介していきます。
算数が苦手だというお子さんは多いですが、一体、何につまずいているのでしょうか。
つまずきの原因がわかれば、算数は驚くほど楽しい学問!
その魅力に気づくことが中学受験攻略の第一歩かもしれません。
「基礎ができていないから点数が取れないんだよ」
「基礎がしっかり身についていないから応用問題が解けないんじゃないの?」
お子さんに、そんな言葉をかけてしまってはいないでしょうか。
しかし、そもそも「基礎」とはなんでしょう。
それがわからないと、何をしたら良いのかわかりません。
何をしたら良いかわからないから点数が伸びない ⇒ また悪い点数を取って怒られる・・・の繰り返しになっているケースも多いようです。
具体的に「基礎」とはなにか?というと、ざっくりまとめると以下のようになります。
- 計算力
- 問題の本質を理解すること
- 問題を解くテクニックを確実に身に着けること
まずは計算能力。
1+1=2
2×2=4
こういった基本的な計算能力がなければ正確な答えは導き出せません。
これはもう、戦うために最低限必要な武器のようなものです。
壊れた武器ではまともに勝負できませんから、武器のお手入れを丹念にしておくというのは中学受験という戦を戦い抜くための基本中の基本の基礎固めと言えるでしょう。
次に、本質の理解です。
例えばじゃんけん一つとってみても、人には出し方の“クセ”がありますよね。
グー、チョキ、パーを順番で出す人もいれば、一定の法則でランダムに出す人もいる。
その法則を読むことができれば100発100中勝つことができるでしょう。
スポーツだってそうです。
バスケットボールやサッカーは、ただゴールに球を入れることだけが基礎固めではありません。
敵がどう動くか、どんな風にブロックしてくるか、その法則を分析して瞬時に自分の出方を決めること。
それもまた算数の基礎固めに通ずるものがあります。
もっと具体的にいうと、「1+1=2」という計算はできるのに、「黒い犬が一匹いました。もう一匹、黒い犬が来ました。さらに、白い犬も1匹来ました。黒い犬は何匹ですか?」という問題がわからないというのは、基礎固めができていないからです。(ちょっと問題が簡単過ぎますが)
1+1=2という計算式の本質的な意味を理解していないと、ちょっとひねられるともうわからなくなる。
つまりはそういうことで、どんな問題が出ても「その問題が問いかけている本質」を理解しているかどうかが大切なんですね。
最後はテクニックです。
同じ文章問題でも、Aさんは「図=視覚」で捉えるのがわかりやすく、Bさんは「段落=理論」をベースに捉えるのがわかりやすかったりするでしょう。
白い犬、黒い犬、来た順番に絵を書いてみて黒だけ数える。
シンプルなそのやり方が「ラクだ」と感じる子もいれば、「黒い犬が来た⇒もう1匹来た⇒白い犬も来た」というプロセスを物語風に文脈で理解して答えを出す子もいます。
自分なりの解法、やりやすい解き方、テクニックを身に着けそれを磨いておくとどんな問題がきても強いはず。
よく、算数の基礎固めでは「図にしてみるとわかりやすい」と言われますが、読解力が身についていない子は図にすることもできないでしょう。
「図にしてみる」、そのこと自体が難しく感じられるかもしれません。
また、犬の頭数が増えたり色の数が増えたり、犬だけではなく猫も出てきたり・・・と、中学受験の問題は複雑化していきます。
サッカーに例えてみれば、単純にゴールにボールを入れるだけではなく、そのゴールもまた移動していくようなイメージ。
臨機応変に対応できるように、算数の勉強だけではなく問題の本質を的確に理解する国語力も磨いておく必要があります。
中学受験に合格するために必要な、算数の基礎固めについて考えてみました。
ポイントをまとめます。
- 算数の基本は計算、問題の理解、テクニック
- 問題の本質を理解することが大事
- そのためには国語力も必要
算数の基礎固めを一人でやろうと思ってもなかなか難しいでしょう。
「苦手な部分はわかっているんだけど、何をどうしたら良いのかわからない」という場合はこんな問題集もオススメです。
⇒ 学習研究社 「中学入試算数のつまずきを基礎からしっかり」シリーズ
シリーズ化されていて、図形、文章問題など算数の苦手な部分だけを重点的におさらいするのにぴったり。
- 苦手な算数がちょっと好きになった
- 「他のも買って欲しい」と子供に頼まれた
等々、口コミの評価も上々です。
算数嫌いなお子さんのやる気スイッチを押してくれるラッキーアイテムかもしれませんよ!
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