中学受験の国語は読解力が攻略の鍵!毎日10分の訓練でみるみる点数UP
国語の中学受験対策といえば、とても高度なスキルやテクニックを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、実際は日常生活の中でちょっとしたことを習慣化するだけでも国語力は磨かれます。
ここでは、中学受験で躓きやすい「読解力」に注目。
毎日にプラスαで”あること”をするだけで、驚くほど読解力が磨かれて国語が得意になる!その訓練方法とは?
そもそもなぜ国語が苦手なのか。
どうして点数が取れないのか・・・、その原因を正確に把握することから始めましょう。
中学受験の国語で躓く原因のほとんどは、「文章問題の例文に書かれていることをしっかり把握できていないこと」です。
大事なところを見落としてしまったり、自分なりの解釈を加えてしまったりして、文章そのものをありのままに頭にインプットできていない。
そのため、質問に対してとんちんかんな回答をしてしまったり、大人が見て「なんでこれに〇(丸)をするの?」と思うような選択肢を選んだりしてしまうんですね。
国語の読解力を磨くには、まずは文章を正しく読むこと。
その内容を歪曲なく正確に把握する訓練が必要です。
やはり、ある程度の長さの活字、文章に慣れなければいけません。
読書が嫌いなお子さんはなかなか本を読みたがらないかもしれませんが、お気に入りの本の1ぺージだけでも良いですし、なんなら学校の教科書でも構いません。
1日5分~10分程度は落ち着いてイスに座って文章を読むクセをつけてあげましょう。
ただ、特に小学校中学年くらいまでは、ほったらかしておくと飽きてしまうお子さんが多いです。
「1日10分、ちゃんとイスに座って本を読もうね」と言っても、ちょっと目を離すと消しゴムで遊んでいたり、イスの上でグネグネしていたり。
勉強、特に国語に対して苦手意識がある子ほど、やはり訓練には親のサポートが必要です。
サポートと言っても、なにも特別なことをする必要はありません。
ただ、質問をして欲しいのです。
お子さんが読んだページについて、
- 「○○さんは誰と会ったの?」
- 「今からどこに行くところだったの?」
- 「このイラストにあるリンゴは、誰がどこから持ってきたの?」
こんな感じで質問することで、お子さんはその答えを考えようとするでしょう。
そのページから答えを探そうとして文章を何度も読む、それが読解力UPの鍵になるのです。
「仕事や家事で忙しいのに、面倒だ・・・。そんなのは塾でやって欲しい」
そう思われるかもしれませんが、中学受験対策の読解力アップにはこの「対話」がとても大切なのです。
中学受験の国語の問題は、「文章を隅から隅までよく読めばわかる問題」と、「そこには直接答えが書かれていない問題」で構成されています。
後者は、例えば「この時、○〇さん(登場人物)はどんな気持ちだったでしょうか」「○○さんはどうしてその手紙を出そうと思ったのでしょうか」といった問題です。
落ち着いてちょっと考えればわかることなのですが、文章を正確に読み込むことができていないと正しい答えを導き出すのは難しいでしょう。
中学受験では、この手のチャレンジ問題が合否を分けるポイントになったりもするので、ぜひとも訓練して力をつけて欲しいところです。
これもやはり、日頃からの「対話」で身に着けていくことができる力。
なにげない文章でも、「ねえ、○○さんは、なんでリンゴを買ってきたんだと思う?」とちょっとひねりを加えた質問をしてみましょう。
「お母さんに元気になって欲しかったから」とか「お腹がすいたから」とか、その子らしい回答を引き出せると思います。
中学受験の観点から見ればそれが正解ではなかったとしても、「人の気持ちを考える」「そこに書かれていないことを推測する」という能力を鍛えることにはつながっているはず。
国語力アップは一朝一夕にはならず、日々のたゆまぬ積み重ねがものをいうのです!
中学受験の国語対策として、読解力を伸ばす訓練方法についてご紹介しました。
実践して欲しいステップは以下の通りです。
- 毎日10分、机に座って活字を読む習慣をつける
- 書かれている内容について、親子で「対話」する
- 文章には明記されていないものの、そこから推測できることを質問してみる
「読解力を鍛えれば国語の点数が伸びる」
とはよく言われますが、点数に表れるほど力がつくまでにはある程度の時間がかかります。
「国語、もっと頑張って欲しい」と思ったら、今日から訓練をスタートしましょう。
読解力が身に着いたなぁ・・・という手ごたえを感じる頃には、人間関係において空気を読む力も合わせて鍛えられているはずです!
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