中学受験の国語を攻略できるおすすめ問題集3選。量と範囲を絞って負担を軽減
中学受験の国語は、解き方のテクニックを知ると拍子う抜けするくらい簡単に点数を取れるようになります。
しかしそのテクニックは一朝一夕には見つからない!
だからこそ、必要なポイントを押さえた良質な問題集を1日少しずつこなしていくことが大事なのです。
この記事では、中学受験の国語力を磨けるおすすめの問題集を3冊ご紹介します。
とりあえず本屋さんに行ってみたけど、どれが良いのかよくわからない。
だから、一番分厚い問題集を買って「ハイ、頑張ってね!」と子供の勉強机に陳列してみた!
・・・残念ながらこれでは国語力は伸びません。
なかなか成績が伸びない・・・と悩んでいる子は、たいてい、勉強そのものも嫌いです。
そんな子に、中学受験だからといって「あれも」「これも」と問題集を押しつけたらかえって逆効果。
「今日はこれだけ!」という感じで、厳選した問題を1日数問から始めるのがおススメです。
国語なら、コチラの「森上スキル研の中学受験シリーズ」がおすすめ。
出典:Amazon 公式サイト 『これだけ!国語(まとめ)』
問題を解きながら解説していくという構造になっているので、本気で国語が嫌い・苦手な子が最初に手に取る問題集としてプッシュしたいですね。
分量はそんなに多くはないものの、「選択肢のつぶし方」など中学受験攻略のためのテクニック的なことも触れられています。
口コミは辛口なものも多く、確かにこれだけで難関校を受験するのは難しいかもしれませんが、国語が絶望的な状況にあるお子さんが基礎力を磨くにはうってつけの1冊と言えるでしょう。
「これだけ」というタイトルも、過度なプレッシャーを与えず「これだけでいいなら・・・やってみるかー」とモチベーションを上げる効果もありますね。
一般的な新聞記事や小説もそうですが、文章には「キーワード」があります。
それは、筆者が最も伝えたいこと。
それを見つけることが、その文章の要点を理解することにつながるわけです。
もちろん、中学受験の国語でも問題文には「キーワード」が必ずあります。
そのキーワードを意識しながら文章を読み、そして要約する力をトレーニングできるのがこの『中学入試を制する国語の読みテクトレーニング』。
出典:Amazon 公式サイト 『中学入試を制する国語の読みテクトレーニング』
大人も実際にやってみるとわかりますが、キーワードが何かが分かった時点で不思議なほどスムーズに文章全体の理解が深まる感じがするんです。
大人でさえそう感じるのですから、国語が苦手な子はなおさらのこと。
最初は3行で、徐々に行数が増えていくような構成になっているので、問題集を開いた途端に「えー、もう無理」と挫折することがありません。
政治、言語、歴史、環境、科学など様々な分野の文章を使っている点も高評価されているポイントですね。
一生モノの読解力が身に着くおすすめの問題集です。
漢字や慣用句は得意なのに、読解問題は致命的に苦手。
まさに筆者の娘もそうなのですが、記述問題で大きく点数を落としてしまうお子さんは多いのではないでしょうか。
それはもしかしたら、「人の気持ちがイマイチわからない」ことが原因かもしれません。
たとえば、どうして主人公は「足取り軽く、学校に向かった」のか?
足取りが軽い=ウキウキしている=学校に行くのが楽しみ、明るい気持ち。
これが直感的に推測できないので、白紙にしてしまったりトンチンカンな答えを書いてしまったりするのです。
究極的には、人の気持ちがわかる子に育てられたら国語も得意だったのか・・・、国語がこんなにダメのは私のせいか・・・と自分の育て方を責めてしまったりもしますが落ち込んでいる暇はありません!
ダメなら、今からでも人の気持ちが分か子に育て直せば良いのです。
コチラの問題集は、登場人物の気持ちをゼロから、丁寧に学んでいくための一冊。
出典:Amazon 公式サイト 『中学受験国語 「気持ち」を読み解く読解レッスン帖』
様々な状況から、「どういう気持ちになるか」を一つずつ丁寧に解説していきます。
正直、「えっ!子どもってこんな気持ちもわからないのか」と驚かされる部分もあり、大人目線でも新しい発見が多い一冊でした。
「こういう行動をしている時、人はこういう気持ちでいるんだよ」ということが自然とわかるようになるので、いじめ対策にもつながるんじゃないかな?と個人的には期待したいです。
中学受験の国語対策でおすすめの問題集を3点ピックアップしました。
- 本気が国語が大嫌いな子のための最初の一冊として『これだけ!国語(まとめ)』
- 文章のキーワードを見つける力を養う『中学入試を制する国語の読みテクトレーニング』
- 人の行動と気持ちをリンクさせて考える力が身に着く 『中学受験国語 「気持ち」を読み解く読解レッスン帖』
国語が苦手だという悩みは、実は「人間関係の距離感がうまくとれない」「友達とうまく意思疎通できない」という悩みにつながっていたりします。
いずれの問題集も、国語力だけではなく一生使えるコミュニケーション能力や対人スキルを高めることにもつながっているのもおすすめのポイント。
国語を克服することで、その子の「生きづらさ」が少しでも軽減されるといいですね。
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