英語力を磨いて中学受験をイージーモードに!優遇されるための条件は?
首都圏でも、約半数の中高一貫校が中学受験の試験教科に「英語」を取り入れている今。
やがては中学校で学ぶ内容を中学受験で問われるようになるだろうとも言われていますが、すでに「英検合格者は中学受験で優遇される」という噂をキャッチ!
具体的にどの程度の英語力があれば有利になるのでしょうか。
かつては「できないよりできるに越したことはない」という程度の能力だった英語。
これからは、「できないとダメでしょ」のレベルで必要になっていくでしょう。
最初の関門として、「中学受験」でもその力の有無が合否を左右するようになっています。
小学校のうちに英検を受けて合格しておくと、中学受験では優遇されるらしい。
・・・これは紛れもない事実です。
「英検5級以上を保有する場合、加点している」
「英検3級以上は推薦入学の推薦基準に含まれる」
「3級を80点、準2級を90点に換算」
という感じで、英検に合格していると加点される仕組みを導入している学校が多く、合格に有利に働きます。
つまり、「正式に受験科目に指定してはいないが、英検を取得している子は有利だ」という状況なのです。
「国語や算数が苦手で、合格できるかどうかフィフティフィフティな感じだ」というお子さんは、英語を頑張っておけば挽回のチャンスがあるということですね。
「いやいや、そんな暇があるなら国語と算数をもっと頑張って点数を上げるべきでしょ」という考え方もありますので、戦略は人それぞれ。
小学校教育に英語が導入されたことで、受験戦争攻略の戦略バリエ―ションが増えたと解釈しておけばよいでしょう。
英語は、結構センスが問われる教科です。
地頭の良し悪しだけではどうにもカバーできない部分もあるでしょう。(実際、筆者の友人はかなり偏差値の高い大学出身ですがリスニングが全くダメです。本人も努力したそうですが、どうにも身に着かなかったと嘆いていました)
英語が得意である、というのはある意味では国語や算数が得意なことよりも強みになります。
ただ、中学受験の優遇措置で求められる英語力は想像以上に高いもの。
神田女学園や東京家政学院などは「英検3級」を特待生として迎える制度も設けています。
英検3級は、従来は中学卒業レベルの英語力。
これを小学生に求めるというのは、かなりハードルが高いですよね。
「中学受験は英語で攻める!」と本気モードでいくなら、中途半端に「5級」を狙ってもあまり意味はないと言えるでしょう。
やるなら最低でも4級合格を目指すべきです。
では、小学生の段階で英検4級に合格するためにはどのような勉強法を導入すれば良いのか。
5級は基本的には英単語を知っていれば解けますが、4級は読解力を求められます。
特に、語句の並べ替え問題で引っかかる子が多いようですね。
実際に合格したお子さんに共通していることは、
- 「徹底的に過去問を解いた」
- 「オンラインの英会話で耳を鍛えた」
この2つです!
英検4級は、塾ナシ 自宅学習オンリーでも十分に攻略できるレベル。
中学受験の勉強と両立して合格を勝ち取ったという方もかなります。
ただ、大事なことは「4年生までに受験して合格しておく」ということ。
5年、6年で中学受験のメインの勉強に集中するために、受けるならなるべく早めに、短期集中して(目安は2か月間)取り組んだほうが良いと書かれている方が多かったのが印象的でした。
「英語力があると中学受験で優遇される」という真偽について見てきました。
ポイントを整理します。
- 英検5級以上を取得していると中学受験では有利になる
- 特に4級以上は優遇率が高い
- 4級合格は小学生でも塾ナシで十分に狙える範疇にある
英検4級の合格率は約70%。
小学生に限定すると約60%ということで、決してべらぼうに難しいハードルではないということがわかります。
子どもが嫌がるなら強制するのはNGですが、英語に興味があり、少しでもセンスが感じられるのなら早い段階で英検を目指しましょう。
英語を早めに始めておくだけでも、人生がちょっとイージーモードになるかもしれません。
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