中学受験で親の悩みの一つとなるのが、子供の反抗期ではないでしょうか。
でも成長の早い子や、とりわけ女子に多いかと思います。
しかし反抗期は有り難いことでもあります。
例えば勉強のやり方で対立した場合、お子さん自身が受験勉強に対する取り組み方が分かってきたということですから、立派な成長です。
対立などせずに、子供を褒めながら、やんわりとお母さんの意見を言ってみると素直に聞いてくれるかもしれませんね。
だって親に反抗できるということは、少なくとも親に対して萎縮していないわけですから。最近NHKで「つながれない若者たち」という番組を見ました。その中で一人気になる19歳の女の子がいました。
その子はずっと親の言いつけを守ってきたのです。友達関係にまで親に言及され、次第に信頼できる人がいなくなり、自分自身も見失いかけています。そういう子は絶対に親に反抗なんかしません。
そしてその裏で子ども自身が壊れていくことに親が気付かないでいるのです。恐ろしいですよね。私にも娘がいるので見ていてぞっとしました・・。
親は誰しも子供のことを考え、良かれと思って色んなことをやってやります。それを素直に聞いてくれる間はいいのですが、子ども自身の考え方が芽生えてきたならば、どんなに子供っぽい考えでも、一旦は耳をよく傾けてやるべきなのですね。中学受験でも同じです。
子供自身が出来ないと判断した場合、それを無理強いすれば当然反抗します。それだって、無理を押してやらせて子供の心が壊れていくより、反抗的にイヤだとはっきり言われる方がいいですよ。
それでもやらせたいのなら、押し問答するより第三者の塾の先生やママ友でもいいから、外に向けて発信した方が救われますよ。第三者から新風を吹き込んでもらいましょう。
私が考えた勉強メニューに対して、こんなに覚えてもうせ忘れるのだから、受験の間際でいいなどと、模試の直前にヘソを曲げられ困惑したものです。バトルだって沢山しましたよ。そのたびに室長に、何とかしてくれ!と懇願したのですが、お嬢さんは良くやってますよ~とか、何の問題もありません!
などと言われてしまいました。塾ではいい生徒だったのですねぇ。でも話すだけでスーッとするものです。ママ友でも同じ悩みを持つ人が沢山いますから、話して発散するのが一番ですよ。
反抗するぐらいの子は、その後の事はどんどん自分でやるようになります。反抗期が中学2年ぐらいからやってきた我が息子もそうです。
親の私に対して、ウルサイだのほっとけだのと言い、折角心配してやってるのにとムカつきますが、彼なりの考えや、親に介入されたくないという独立心の現われでもあると思います。確かに親の考えの方が正しいかもしれません。
でもその考えで上からフタをしてしまうと、子供の自信を削いでしまうことにもなりかねません。それが一番怖いのかもしれませんね。先ほどの19歳のお嬢さんは、出会い系サイトで知り合った男性を頼るほど、自信やプライドのない状態に見受けられました。
中学受験の総合情報
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