昔の中学受験は国語と算数の2教科受験が主流でしたから、
理科や社会が増えたことでかなり負担が大きくなりました。
理科では生物、化学、地学、物理の4分野があり、社会では地理、日本史、公民の3分野に加え、6年生の後半には時事分野も入ります。それぞれの分野に於ける単元数も半端な数ではありません。4科目とも1週間ごとの章分けがあり、1週間分の確認テストがあります。
ですからどうしても最低2年間、理想的には3年間の期間が必要です。つまり4年生からということになりますね。実際4年生から中学受験用の進学塾に入る方が一番多いのです。
次いで3年生の間、5年生前半となっています。どんどん早まる傾向にありますね。
勉強内容ですが、一般的には4年生の段階で4教科の主要となる単元をやってゆき、5年生ではそれをもう一度やります。でも内容は4年生の時よりもさらに幅や深みが増します。
5年生の1年間で受験の内容のほぼ7割から8割は網羅されますが、6年生前半ではでさらに復習を行います。ここでは5年生の時よりも難度の増した応用問題も含めてやってゆきます。
6年生の後半では仕上げの学習になります。各人の志望校レベルに合わせた実践的な復習と過去問などの志望校対策です。各過程の中では、レベル別のクラス分けが常に行われてゆきます。これが一般の大手進学塾のやり方です。
毎週毎月のテストで成績が出ますから、そういった事にハラハラしながら張り詰めた状態でやってゆくのも大変です。どうやったら受験までの期間を楽しく過ごせるか、これが重要だと私は思いますね。
中学受験用の塾にいつ通いめるかもそこが決め手です。お子さんもしくはお母さんが心配性なら、偏差値やクラス替えなどがある塾という環境が果たしていいのかどうかをえましょう。また、お子さんが勉強嫌いだったり、やってくれなさそうな場合も同じです。なるべく大手の進学塾の期間が少ない方がいいですね。
ただ受験する以上塾に全く行かない訳にはいきませんから、小規模や個人でやっている塾、あるいは通信講座もあります。そういったもので中学受験の基礎を無理なく築いてからいわゆる大手に移ってもいいと思いますよ。
レベルではなく近隣の公立が荒れているから、家から近いからなど、別の理由で私学や国公立一貫校を目指す場合もあるでしょう。偏差値が真ん中ぐらいまでの学校であれば個人差はあるでしょうが、勉強期間も1年程度でも充分可能です。
私の知り合いでもそういった方は沢山いましたよ。5年の後半や6年の前半に入塾されていました。それも個人や少人数制の明光義塾や栄光ゼミナールといった塾です。そういった塾の利点はやはり面倒見のよさです。
6年生の後半にもなると、大手塾からも塾替えで入る方もいますし、大手塾のフォローや個人的な志望校対策という意味合いで入る方もいます。
このように中学受験に何年生から入塾するかは、周囲を気にして決めるのではなく、お子さんやお母さんのタイプ、受験のタイプを考慮に入れることが大切です。
中学受験のために塾にいつからいかせるのがベストなのでしょうか?
親御さんが持つ素朴な疑問ベスト3に入るであろう質問
「中学受験のために塾にいつからいかせるのがベストなのでしょうか?」ということです。今回は中学受験対策をスタートする時期についていろいろな見方をご紹介したいと思います。
中学受験用の進学塾にいつ頃入塾するかは人によって事情が違うので、はっきりとはいいにくいですが、以前塾の先生に聞いたところだと、4年生からが一番多いようです。
進学塾でも1年生から教室を設けているところが多く、早い人では低学年から入塾していますが、4年生からが本格的なスタートで、国算の2教科から始める人もいますが、大抵は理科社会を加えた4教科でスタートします。ここでは各学年がどんな感じなのかをお話しますね。
三年生だと月1回のテストがあり、そのテストで1度でも偏差値60を超えれば、4年生から応用クラスに入れるようになっていたと思います。娘は確か最終回で60を取り、そのまま応用クラスに入りました。
そしてそのまま応用で終わりました。でもその間にも応用クラスにいけるチャンスはたくさんあるので、それが目的なら何も3年生から入塾することはないと思いますね。むしろ4年生という早い時期から応用クラスを維持していくことを考えると、その方が苦労の多いものです。
先生方も高学年のような緊張感がないせいか、冗談を言いながら子供向けの笑える授業をやってくれます。でも通常の学習塾では教わらないような、何となく受験につながっている内容になっている様ですね。
娘は3年からでしたが、嫌がるどころか楽しんでいましたよ。低学年クラスは受験というより、勉強の面白さを知るためのものとして捉え、習い事のような感覚で入塾するといいと思いますし、塾に慣れる意味もありますね。費用は週2回で1万円未満だったと思います。
もちろん5年生からでも大丈夫です。4年生から本格的にスタートしてはいるものの、5年生の内容が受験の7~8割を占めますから、この1年間にしっかりやれば大丈夫です。ただ4教科でスタートして下さいね。
理科社会は繰り返しながらやるものの6年生の後半まで社会では時事が残るなど、とにかく覚える事柄が多いですし、小学生だと学校でも習わないことが殆どですから、イメージの欠如があるせいか、直ぐに忘れます。理科社会はもちろん、特に算数も、家庭学習において既にテストされた事を過去のことにせず復習を心がけることです。
苦手な場合は基本に徹して下さい。5年生からの入塾の場合、公文などで算数の計算力をつけておくことや国語で長文を読むクセをつけておくこと、大手塾の通信で受験の内容を知り、少しでも慣れておくことをお勧めします。そうやっておけば入塾テストもパスしやすいと思います。
中学受験の入塾がいつからかは、そういったことを踏まえて考えてみてください。
塾自体は6年生の前半までは募集をしているようですが、6年生の場合は転塾か、それまで何らかの形で受験勉強をやってこられた方ばかりだと思います。
中学受験の総合情報
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