中学受験の英語はこれ持ってたらイージーモード?ためになる資格って?
中学受験は、英語の資格を持っていたほうが有利になる!それは事実のようですが、ためになる資格とは具体的にどのようなものか?
また、子どもに英語の資格を取得させる際に親として意識すべきことについて考えてみました。
英検3級持ってたら「すごーい」と言われた時代はとうの昔。
今は、小学生でも持ってて当たり前になりつつあります。
中学受験で求められる英語力&資格とは?
英語の資格というと、真っ先に思いつくのは「英検」でしょう。
英検は、中学受験でも有利です。
学校によっても対応は異なりますので必ず要綱をチェックする必要がありますが、「英検を持っていると内申点が加点される」という学校は多いです。
また、受かるか落ちるかギリギリの点数だった時、「英検がある生徒は優遇される」という話もありますので、英検は間違いなく「ためになる資格」と言えるでしょう。
なかには学費が免除されるという驚きの制度を設けている中学校もありますので(淑徳SC中等部)、英語が得意ならばそれを生かさない手はありません!
ただし、英検ならなんでも良いというわけではないのでお間違いなきように。
たとえば、先ほどの「学費免除」の事例だと、対象となるのは英検準2級以上が条件。
準二級とは高校中級程度の英語力ですから、結構ガチな英語力が求められるということです。
中途半端な英語力ではこういった特例措置は受けられませんのでご注意ください。
英検の他に、「TOEFL」を入試に導入している中学校もあります。
大人向けの一般的なものではなく「junior」版。
2020年末の段階で64校もの中学校が入試にこの資格を取り入れています。
英検に比べてグローバルに通用する資格ですし、今後はこのTOEFLjuniorを導入する学校は増えていくのではないかと予想されますね。
結果も「合否」ではなく点数で出てくるので、ゲーム好きな子供なら特に、「次はもっと頑張ろう」とモチベーションを上げるキッカケにもなるでしょう。
中学受験のためになる資格というだけではなく、長期的に見て英語力を強化していくのに有効な資格です。
似て非なるものに「「TOEIC」がありますが、こちらはコミュニケーション能力重視の資格で、どちらかといえばビジネス向き。
持っていれば将来的に役に立つ、ためになる資格であることは間違いありませんが、中学受験ではあまり有利にならないようです。
たまたま受けたということであればその点数が選考に反映される可能性もありますが、「中学受験のためにこれから英語の資格を受けよう」ということであれば英検やTOEFLの試験を受けることをおススメします。
ちなみに、様々な優遇が受けられる「英検3級」程度の英語力があることを証明するには、「TOEIC」で400点以上取る必要があります。
英検2級は530点。
一つの目安として覚えておくと役立つかもしれませんね。
他にも、英語の資格だけで日本はこれだけあります。
中学受験では全く役にたたないように思える資格であっても、長い目で子どもの将来を考えたら「これは使えそうかも」と思える資格もあるでしょう。
すぐには生かされなくても、何か、子どもの運命を揺るがすようなチャンスにつながる資格もあるかもしれませんよ。
英語に関しては、あまり目先のことに囚われず長期的な目線で考えてみることをおススメいたします!
中学受験で役に立つ(かもしれない)英語の資格についてまとめました。
- 手堅いのはやっぱり「英検」
- ただし、低い級は持っていてもあまり生かせない
- 目先の受験に囚われず、子どもの将来に生かせそうな資格を選ぶべし
首都圏では、小学生の約3割が英検3級以上を取得しているという昨今。
今後は、TOEFLやTOEICなど世界に通用する資格を入試制度に導入する学校も増えていくことでしょう。
これからの時代、英語はただの「学問」「資格」で終わってしまっては意味がありません。
資格試験を受ける場合は「なんのために受けるのか」「何を目指して英語力が必要なのか」「この子にとってどんな形でためになる資格なのか」という見極めを大切に。
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