中学受験 塾 土曜日

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平日は学校もあるし他の習い事もある。

 

このうえ塾通いまで始めたら、友達と遊ぶ時間が全くなくなってしまう。

 

それはちょっとかわいそう･･･ということで「それなら週1回、土曜日に集中して塾通いをさせようか」と考える親御さんもいるようです。

 

これについては賛否両論あるようですが、ネットの掲示板や周りの声を聞いてみると「反対派」が多いという印象。

 

理由としては以下のようなことが挙げられます。

 

 

確かに、「塾に通ってテクニックを学ぶのが当然」とされる中学受験では「土曜日に集中」というのは無理があるかもしれません。

 

意識が高く自分でもしっかり自宅学習ができる子であれば「苦手なところだけを土曜日にカバーする」という戦略もアリかもしれませんが、周りからプレッシャーをかけないと勉強しないタイプの子だと「週1回」は少ないでしょう。

 

それどころか、難関校を目指している中学受験生の中には、「週3回通って、その上に土曜日も塾に行く」という子もいるほどです。

 

1週間勉強してきたことを土曜日に総復習して苦手な部分をチェック⇒克服するという流れで知識やテクニックを定着させようという作戦。

 

もし週に1回だけ塾に行くのだとしても、「他の曜日は自習して、苦手なところを土曜日に塾で確認する」というシステマチックな勉強法が身に着いていれば成果は上がるでしょう。

 

いずれにしても土曜日は「1週間の集大成」という位置づけにして、他の曜日とは違った勉強の仕方をするというスタイルが好ましいのです。

 

塾としてもこういった流れは意識していて、例えば中学受験塾の大手・早稲田セミナーでは「土曜YT講座」という授業を開講しています。

 

これは、毎週土曜日に確認テストを実施することで「毎週学習する内容の取りこぼしを少なくする」という目的があるのだとか。

 

毎月1回よりスモールステップでテストを繰り返すことで、「できていないこと」「苦手なところ」を早期に発見できる⇒早く手を打てるという効果が期待できるわけです。

 

「週1回、土曜日の塾通いでまとめて知識を詰め込む」

 

「週1回、土曜日に1週間の総復習をして苦手をつぶしていく」

 

この2つの違いは大きいですよね。

 

中学受験というハードルへの向き合い方自体がまるで違っていますので、その結果は火を見るよりも明らかです。

 

参考までに、早稲田アカデミーのYT講座の詳細をまとめておきます。

 

 

このように、「土曜日に塾に行く」といっても、目的は同一ではありません。

 

 

土曜日「だけ」なのか、それとも土曜日「も」なのか。

 

意識の高さや学力・志望校のランクによって「土曜日の塾通い」の位置づけは異なるのです。

 

土曜日をどう使うかによって中学受験の合否が分かれる･･･とまで言うのは極端かもしれませんが、しかしそのモチベーションの違いは確実に成績に反映されるでしょう。

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