受験生 冬休み 旅行

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日夜、受験勉強に明け暮れる受験生を抱えるご家庭では、冬休みの旅行をどうしたらよいかと悩んでいる親御さんもいらっしゃることでしょう。

 

年末年始、帰省先では親戚一同が集まったり、お正月を迎える恒例行事も待っています。

 

それらをどう考えたらよいのでしょうか。

 

某有名塾ですと、小学生から冬休み返上で年末年始もなく塾にカンヅメ・・・ということもよくニュースになります。

 

こういう話を聞くと、受験生を抱えるご家庭なら、
「わが子を旅行などに連れて行っても大丈夫なのか」、
「今年くらいは家で勉強させたほうがいいのでは」
・・・と悩んでしまう親御さんも少なくないと思います。

 

「年末年始の過ごし方が勝敗を分ける」なんていう言葉もありますが、塾にカンヅメになったり、年末年始もなく勉強漬けになることが、本当に能率をアップさせているのでしょうか。

 

こういう友達、お子さんの周りにいませんか？

 

• 「運動部のレギュラーだったのに勉強もよくできた」、
• 「仲間内での遊びに必ず参加していたのにテストは常に上位」、
• 「趣味に没頭している姿しかみたことがないが勉強もできる」

・・・これらの特徴に共通するワードは、「運動」「遊び」「趣味」です。

 

勉強の能率とは、どうやら時間をかければいいというものでもないようです。

 

次に、上手な冬休みの勉強の仕方にはどんな方法があるのか、調べてみました。

 

ご家族で受験生と旅行に「行くか？行かないか？」検討する材料にしてみてください。

 

「大事な用を頼むときは忙しい人に頼め」というのは、ビジネスでもよく言われることです。

 

忙しい人というのは、この場合、仕事が遅いからというわけでは決してありません。

 

ビジネス上の業務や出張、一方で、ゴルフやお酒、趣味仲間との付き合い、冬休みなら家族旅行といった家族サービスなどもきちんとこなしているのですね。

 

では、どうして多忙ななかでもやるべきことができるのか？

 

というと「時間の使い方が上手」だから。

 

「隙間時間」と「ゆったり取れる時間」、それぞれに合った仕事を割り当ててこなしているのです。

 

これは受験勉強でも同じことがいえるのではないでしょうか。

 

つまり、時間の使い方が上手な受験生は、運動や遊び、趣味を日常的にスケジュールに組み込んでも、受験勉強もきちんとこなしていけるわけです。

 

時間配分を考えるといっても、受験勉強の全体像が見えていなければ、スケジューリングのしようがありません。

 

自分が勉強しておかなければならない範囲は、受験生であればもうすでに把握済みかと思いますが、冬休みに再確認し、手薄なところを強化するということもあるでしょう。

 

もし、冬休みに家族旅行などにいくのであれば、車内では単語や例文を覚える、歴史の年表や人物を覚える・・・といった暗記物を集中的にやるといいでしょう。

 

というのも、暗記物は、自分が歩いたり乗り物に乗ったりして、「移動」しているとよく覚えられるという特徴があるからです。

 

また、「宿泊先で落ち着いたら問題集をやる」など、旅行中の計画もきちんと立てておくとよいでしょう。

 

さて、人間の脳は、「45分間」が集中できる最大時間だといわれます。

 

年末年始といっても、四六時中、家族や親戚と飲んだり食べたり・・・ということはないと思いますので、受験生が旅行に行っても、45分の空き時間を何枠か予定して上手に使ってみると能率もアップしますよ。

受験勉強をずっと頑張ってきた受験生が迎える冬休みは、過ごし方が特に大事といわれます。

 

では、具体的に何に気をつければよいのでしょうか。

 

それは、「生活リズムを変えない」ということ。

 

このため、冬休みにもし行くとしたら、生活リズムを変えることなく行ける場所が旅行先として望ましいということになります。

 

当然、海外よりは国内にし、お子さんがいつものように自由に勉強時間を確保できるような旅程にしてあげるといいのではないでしょうか。

 

加えて考えてあげたいのは、旅先が普段とあまりにも違う気候だと体調を崩しやすくなってしまうということです。

 

普段、寒い地方にいるのであれば寒いところ、温かい地方にいるのなら温かいところで・・・という配慮も大切ですね。

 

また、気候の激しい場所、たとえば豪雪地帯などは予定通りに到着・出発ができない可能性が高くなりますので注意したいですね。

 

旅先では「せっかくなのだから、普段していないスポーツでもしてストレスを発散させてあげたい」と思う親御さんもいらっしゃるかと思いますが、ウィンタースポーツの場合、怪我をするとかなりの重傷になる可能性も高いため、受験生は控えたほうがよさそうです。

 

ストレス発散を冬休みの旅行で・・・ということなら、怪我の心配のない、そして広めの館内で風邪をうつされる心配が少なく、室温調節もしてくれている博物館めぐりなどがよいでしょう。

 

たとえば、「恐竜博物館」はいかがでしょうか。

 

実際に見ることのできない恐竜の実物大のレプリカが展示してあったり、その実物大の恐竜が人を感知するセンサーにより電動で動き出すというサプライズがあったりと、かなりの迫力と感動があります。

 

いつも、机上だけで鉛筆を走らせる受験生の毎日、実際に目で確認できる、実際に手で触れられる「生の感動」が知らず知らずにストレスを解消してくれることと思います。

 

いずれにしても、「桜咲く」の春に向けて、お子さんとよく話し合って決めたいものですね。

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