受験生 時間管理

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勉強しようと思っていた時間にできなかった・・・となると受験生ならなおさら不安になったりイライラしたりもするもの。

 

１日の時間管理をしておくことで無駄な時間やイライラを軽減させることができます。

 

一日の予定がスケジュール通りにいくとは限りませんが、逆に、行き当たりばったりの毎日では、充分な勉強時間が確保できるとはいえません。

 

ことに、受験生であれば、学校や塾、予備校などに加え、友人たちとの付き合いももしかしてどうしても断れないものもあるでしょうし、家族との付き合いも断れない場合も出てくるでしょう。

 

自分の都合だけではどうしようもできないことがあることを見越した場合、一日のスケジュールをきっちり持っておくことで、ある程度の突然の予定変更にも対応でき、いわゆる「時間管理」ができるようになります。

 

たとえば、家族との外食に誘われた場合でも、毎日決まったスケジュールをふだんから守っていれば、どの程度の時間の損失になるのか、だいたいわかるものです。

 

その損失時間をどのように補充していけばいいか、自分で工夫もできます。

 

移動中に単語を覚えようとか、学習ＣＤを聞こうとか、いつも行っている学習パターンを切り取ってどこかに当てはめていけます。

 

「食事自体にかかる時間」は受験生といえども、毎日必要なものでスケジュールにくみこんであると思いますから、要は外食への行き帰りの時間がもったいないということだけです。

 

さて、なぜ一日のスケジュールを決めてその通りに動くことがいいのか、なぜそれが時間管理に直結するのか、ちょっと腑に落ちないという受験生もいるかもしれません。

 

一日のスケジュールを決めておくことは、自分で「自分をプログラミング」することになるのです。

 

つまり、「今これをやったから次はこれ」というように、自分を甘やかすことなくやらなければならないことを次々とできるようにする「ソフト」のようなものになるわけです。

 

音楽が好きな人には、「ドラム」のようなものといえばいいでしょうか。

 

ドラムの規則的なリズムに乗って、ボーカルやギター、ピアノなどが次々とメロディーを心地よく奏でていきます。

 

ドラムがなければ、いつ始めればいいのか、いつ終わればいいのか、どのくらいの速さで演奏すればいいのかもわからず、「ダラダラ」としてしまいます。

 

「ダラダラ」してしまいがちな状態を「矯正」し、ときに乱れた場合にも、すぐに修正ができるようにしておく、それが一日のスケジュールなのです。

 

では、時間管理が上手になる「一日のスケジュール」の作り方を受験生バージョンで具体的にみていきましょう。

 

まず用意するものは、紙です。

 

どんな紙でもいいのですが、受験生ならもう何冊ももっているであろう罫線が印刷してある大学ノートのような紙が便利です。

 

自分からみて、罫線が縦方向になるようにおきましょう。

 

そして、２４時間分のスケジュールを書けるように、上部に数字を入れていきます。

 

ただ眺めるだけでなく活用するためのものですから、自分で時間管理ができやすいよう、何時から書いてもかまいません。

 

起床時間の「６」などから開始してもいいでしょうし、就寝時間の「２３」などから数字を入れていくのでもいいでしょう。

 

つぎに、その数字に相応したスケジュール内容を書いていきましょう。

 

きっちり詳しく書かなくてもよく、次のようなおおなかな形で書いておきます。

• 「２３時から６時まで」の枠に「睡眠」、
• 「８時から１６時まで」の枠に「学校」、
• 「１８時から２０時まで」の枠に「塾」、
• 「２１時から２２時まで」の枠に「自宅学習」

というように必ずしなければならないことをきちんと書いておきます。

 

あとの空白の時間は、食事や移動、身支度、休憩などの時間にあて、比較的融通の利くようにしておきます。

 

びっしり決めておくと、かえってスケジュールを守ることに必死になりストレスともなりやすいからです。

 

一日のうち、「今、自分は何をしているべきなのか」を確認することで、ダラダラしてしまうことを未然に防げる「スケジュール確認」による時間管理は、受験生のみならず社会人になってからも役立ちそうですね。

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