受験生 ５時間睡眠

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学校に塾に家庭教師・・・と受験勉強に余念のない受験生の皆さん、睡眠時間を削って夜遅くまで机に向かっているのではありませんか？

 

「五合六落」という言葉の通り、「５時間睡眠の人は合格し、六時間睡眠の人は合格しない」という都市伝説は果たして本当なのでしょうか？

 

睡眠時間と受験勉強には非常に密接な関係がありますが、皆さんは何時間寝ているでしょうか。

 

昔は、○時間寝ていると合格で、それ以上寝ているとよくない、といったまことしやかな都市伝説もあり、寝ずの猛勉強が合格を呼ぶとして受験生にも頑張って５時間睡眠にしているといった人がいました。

 

しかし、現代ではさまざまな睡眠に関する研究がなされてきており、必ずしも○時間睡眠がよい、とも言い切れないようです。

 

たとえば、アインシュタインの睡眠時間は１０時間、偉人と呼ばれる人たちの平均睡眠時間は８時間というエピソードもあります。

 

けれども、一方で睡眠時間を短縮して勉強勉強に明け暮れて、見事合格したという人も実際にいるわけですから、「○時間睡眠」なら誰でも受験生を合格に導く、とは断言できません。

 

ただ、５時間睡眠がよいと信じたとして、自分の毎日の生活をそのように習慣づけていくことは可能です。

 

しかしながら、大事なのはそれによっていかに自分の勉強の能率があがり、成績に結びつくかという点です。

 

人によって生まれた環境も育った環境も違いますし、もちろん勉強する環境も違ってきます。

 

さまざまな環境下にいる受験生に対して、「５時間睡眠」などの「○時間睡眠」がよいと言い切れないのはわかっていただけたでしょうか。

 

ある実験ですが、深い呼吸ができている睡眠、つまり鼻呼吸でとる睡眠ができていると、成績が向上したという結果が出たそうです。

 

これは小学生に対する実験だったのですが、これは中高生や大人にも言えることです。

 

睡眠時間の不足というよりは、睡眠の質の下落によって、

• イライラすることが増えたり、
• ミスをしたり、
• 集中力が途切れやすく

なってしまいます。

 

このため、睡眠の時間を気にするよりも「質」を向上させる努力をしたほうが、早道なのかもしれません。

 

とかく、受験生というと「睡眠時間さえ惜しい」という気持ちも非常にわかります。

 

前述のように質を上げることで、少ない睡眠時間でも成績や能率のアップをはかることも可能性としてはあるということですね。

 

さて、受験勉強中であればいつもの自分のペースで就寝時間、起床時間を決められるため、融通は利きます。

 

しかしながら試験前夜は、ずっと５時間睡眠で通してきたとしても、もしかすると緊張して眠れないかもしれませんし、へんな時刻に寝入ってしまって翌朝あわてる・・・ということもありえます。

 

受験日当日は、受験生といえども天候悪化などよほどの理由がなければ待ってくれませんし、何よりいつもと同じような平常心でいるために、寝坊は絶対に避けたいものです。

 

自宅から試験会場に行けるのであれば、まだご家族の協力も期待できますが、宿泊施設に一人で泊まって試験会場に行くとなると、ちゃんと時間通りに起きられるのか・・・と不安になってしまいますね。

 

しかも、試験前夜はドキドキしてなかなか寝付けない・・・となると、翌日の脳みそがボーっとしてしまうという危険性もあります。

 

では、しっかり熟睡できるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

 

人間の体というのは、活動し始めてから１５時間後に眠気がくるようなシステムになっているそうです。

 

このため、「この時刻にはしっかり入眠していたい」と思う時刻の１５時間前からしっかりと体や頭を動かしておくとよいですね。

 

勉強のために５時間睡眠、四時間睡眠など懸命に頑張っている受験生の皆さん、どうぞ嬉しい春を迎えて下さいね。

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