受験生 ３時間睡眠

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合格へまっしぐら！の受験生の皆さん。

 

もしかすると３時間睡眠という受験勉強法を聞いたことがあるかもしれませんね。

 

でも実際、このような少ない睡眠時間で体や脳の状態が健康に保たれるのかどうか心配になってきます。

 

本当のところ、この方法は心身にどんな影響があるのでしょうか？

 

よく巷でも聞くことのある受験生の３時間睡眠法ですが、これは本当に勉強がはかどるものなのでしょうか。

 

先にずばり言っておくと、「身体的に悪影響が懸念されるため、あまりお勧めはできない」という意見があります。

 

なぜなのかをこれから説明していきましょう。

 

まず、睡眠時間と能力の関係において実験をした結果があります。

 

自衛隊のある訓練で、６時間睡眠のグループと８時間睡眠のグループとに分けて能力の差を測ったというものです。

 

すると、６時間睡眠のグループでは、泥酔状態下での能力しか発揮されないということがわかったそうです。

 

６時間といえば、３時間よりも倍の時間を寝ているわけなのですが、これだけの能力の低下がみられるということなのですね。

 

もし、時間がなくてどうしても短時間の睡眠しかとれないというときには、昼寝をすることでも睡眠を補うことはできるそうです。

 

もちろん、夜にしっかりと寝ることにこしたことはありませんが、受験生は昼間は学校や塾があるので、なかなか夜にしっかりと睡眠をとることは難しい場合も多いものです。

 

かといって、３時間睡眠を毎日続けるのは考え物といっていいでしょう。

 

とはいっても、どうしても勉強時間がとれないという理由から、睡眠時間をけずっているという人もいると思います。

 

では、睡眠時間を削ることでどんな身体的な影響が出るのか見ていきましょう。

 

睡眠時間の不足で招きやすいのは、高血圧、高血糖、肥満、うつ病・・・とあまり歓迎されない病気ばかりです。

 

受験生の皆さんの若さであれば、まだ大丈夫なのかもしれませんが、少し頭の隅に置いておいてもらえれば将来的に役立つかもしれませんね。

 

ただ、次の項目は、もしかすると３時間睡眠法を実行している受験生の皆さんにも思い当たるところがあるかもしれません。

 

というのも、睡眠時間の不足により、

• イライラ、
• 集中力の低下、
• 日中の強い眠気、
• だるさ、
• 免疫力の低下、
• 情緒不安定、
• 胃腸の不調、
• 食欲の減退

などが見られる可能性があるということです。

 

せっかく、受験勉強を頑張っているのに、集中力が低下したりイライラしたりするのでは困りますね。

 

また、風邪をひくのはもっとも避けたいところであるのに、免疫力の低下まで引き起こすのであれば、ちょっと３時間睡眠は考えたいところです。

 

そんなことを言われても３時間睡眠になってしまうこともある・・・！と思うのが受験生の本音だと思います。

 

それでは、どうしても勉強時間がほしいというときには、睡眠の質を考えてとりましょう。

 

実は、聞いたことがあるかもしれませんが、睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を一セットとして、約９０分周期で繰り返していくという特性があるのです。

 

レム睡眠というのは、浅い眠り、ノンレム睡眠というのは、深い眠りのことです。

 

深い眠りである、「ノンレム睡眠」のときに脳が休息するわけです。

 

実は、入眠してから３時間で脳のほとんどの回復が完了するといわれます。

 

しかしながら、ぎりぎり３時間睡眠では十分ではありません。

 

もう１セットを加えた３セット、つまり４時間半の睡眠をとると心身に与える悪影響をもっとも少なくできるとされています。

 

また、受験生の皆さんならとくに良質な睡眠をとれる工夫も考えましょう。

• 食事を入眠前の３時間までに
• 入眠の１時間前まで入浴
• 体をあたためる飲み物や食事をとること
• 入眠前のストレッチで血流を良く
• 入眠近くなったら、照明を下の方にもってくる
• スマホ、パソコンは入眠の２時間前までに

このような工夫で、短時間の睡眠でも心身を好調に保って受験勉強をどんどん進ませていきましょう！

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